卵巣嚢腫だと妊娠出産を諦めるの

大切にして下さいあなたの子宮

私には、今子宮がありません。数年前に別の臓器の病にかかり、残しておくことができないと言われ摘出しました。

元々、働き出した20代前半より、生理不順や生理痛も多々ありトラブルも多くありました。その頃より婦人科とはなかなか縁も切れず、度々通っていました。


一番多い症状は、生理が止まらないというもので、通常の周期の生理が始まり量が多くからふつうから少量になり終了とならず、少量がずっと続くという症状で、原因はホルモンのバランスも悪くその結果、排卵が行われていないというものでした。

基礎体温を測ると、一目瞭然グラフが低温期と高温期にわかれていなかったのです。無排卵月経でした。治療としては、ピルを使用し周期のリズムを整えて人口的に生理を起こしてました。


次の症状は、生理の時の塊が多く出て貧血状態になる。というのもありました。このよう感じですんなり生理が来るのが珍しくなってきた頃に、また新たな病気が診断されました。

もう30歳になる頃、いつものダラダラ生理が続いていたのでピルを処方してもらおうと受診すると、一度ソウハしてみませんか?と言われました。


ソウハとは、子宮の中を特殊の器具を使って、掻きだすことです。もちろん麻酔をかけ手術室に入り行います。卵巣嚢腫


そもそも生理とはホルモンの指示により、妊娠用に作られた内膜が不要になった時に剥がれ落ちた子宮内膜の事です。それが約7日間かけてあるもので、私のようにホルモンの指示が悪く、ダラダラと続いたり、すべてが剥がれなくて子宮内に残ると、残った組織の上に、また組織が形成されます。


形成される部分が、しっかりしていないと、細胞が異形になりやすいのです。病名は子宮内膜異形増膜症というものでした。


異形度が上がると、いずれがん化してしまいます。そういった細胞を調べるにもソウハが必要でした。主治医にすすめられ、子宮内ソウハ手術を受けました。

3日ほど入院し、結果を聞くと中度の異形細胞が見つかり、今後もフォローが必要という事で定期的にソウハ術を受けました。

その後、妊娠出産を経験し現在子育てをしています。私の場合、病気が見つかりながらも、先生に診察してもらいながら子宮を失う前に赤ちゃんを授かることが出来ました。結婚前に子宮を失った友人もいます。後悔先に立たずです。たった1つしかない子宮大切にして下さい。

妊婦